ある日はハチミツ、ある日はタマネギ

タイトルはアラビア語のことわざで、勝つときもあれば負けるときもあるという意味です。 甘いハチミツのように楽しいことも辛いタマネギのように悲しいことも日々の出来事を率直に綴っていきます。

匂いと記憶

明日がマラソンレースのため、土日でマラソン旅行をしています。マラソン仲間と一緒に出る大会なのですが、宿は別々。私は一人旅の時はいつもユースホステルに泊まるので、今回もいつも泊まるお気に入りのニュージーランド風パックパッカーの宿に決めました。ラウンジというか共有リビングが広くて、テラスなんかもあって、おしゃれなのです。


明日がレースなので、今日はドミトリーではなくシングル。スタッフの方が案内してくださって、部屋のドアを開けた瞬間にふわっと懐かしい匂いがしました。日本ではないどこかの国で覚えのある匂い。留学時代か海外で2年働いていたときのどちらかのときに住んでいた部屋の匂いなのですが、ふわっと感じた瞬間、胸の奥がきゅんとしました。

匂いというのは不思議なもので、慣れてしまうと感じなくなってしまい忘れてしまうもののようです。だけど長い時が流れて、ふと昔の匂いに再会した時にははっと気付くのです。それ同時に当時の期待とも不安とも言えない感情が蘇ってきました。おかしいですよね。いつのことだかはっきり覚えていないのに、その時の感情と匂いだけがリンクしているなんて本当に不思議です。


今月、パスポートの期限も切れ最後に海外に住んでいたのも5年前となってしまいました。特に海外に行く予定もないのですが、「あんたはもう海外なんて行かないよね。」とパスポートの方から見切りをつけられたようでさみしいです。子供の頃からあんなに海外生活に憧れてたのに。


今はもう目の前の現実だけを見ているし、今は今なりに幸せなのですが、自分が選んで来た道が正解だったのかと時々考えることがあります。だけどきっと選ばなかった方の選択肢は元々なかったということなのだと思います。自分の選んだ道が正解だ!と胸を張って言えるように努力するのみです。

今日は懐かしい匂いに、ふと「今のあなたはちゃんと現実を受け入れて納得してる?」と問いかけられた気がしました。